大学を卒業してから私が就職した先は、仕事の時間も日によって違う不規則な時間帯の職場でした。
緊張もあったのか、今までで一番頭痛が酷い時期でした。仕事の時間帯は、朝から夕方の日もあれば、昼過ぎから終電の日もあり、早朝終電というケースもありました。
だから、睡眠時間も日によって違い、生活のリズムも乱れ、それが偏頭痛に現れていたのだと思います。仕事は目の回るような忙しさで、頭痛や目眩の中で仕事をするのは日常茶飯事でした。
寝ても覚めても仕事をして、夢の中でも過酷な日々、頭の中では常に仕事の悩みがつきまとい、プライベートな時間は作れず仕事一色の生活、過労でフラフラの中、いつもダッシュでロッカーまで行き頭痛薬を飲んでダッシュで仕事に戻る、そんな日々でした。
働いていた場所は、そこまでしても続けたい私の憧れの世界だったのです。私の職場では、そのヘビーなスケジュールでみんな動いていて、それが当たり前なので私にも出来ると思っていましたが、想像以上に自分の体が人より弱い事に気付きました。
自分には続けられない
友人に久しぶりに会うと「痩せたね」ではなく「やつれたね」と言われ、「病人のお見舞いにきたみたい」と。その時、このままの生活は自分には続けられないと思いました。
仕事を辞めてすぐ結婚し主婦になり、規則正しい生活に変わると、偏頭痛の日々はあっという間に終わりました。あの日々を思い返すと、息つく暇さえありませんでした。
社会人の時期は特殊な職場だったので極端な例ですが、過労は偏頭痛のもとという事を身をもって体験しました。あの時期があったから、ゆとりのある生活を送ろうと心掛ける今があるのです。
寝過ぎは良くない?
休日に予定もなく遅くまで寝てしまい頭が重い、頭が重いからといって更に横になっているとまた眠ってしまい起きたら頭が痛い、そんな経験をしたことのある人は少なくないと思います。
人は寝不足でも頭が痛くなりますが、寝過ぎでも痛くなるそうです。
学生の頃は平日に寝不足だからといって休日にたっぷり「寝溜め」してましたが、寝不足と寝過ぎの繰り返しは偏頭痛にとって最悪なパターンだと言えるのではないでしょうか。
寝すぎで頭が痛くなり疲労感まで感じてしまったら、逆効果です。「寝疲れ」という言葉もあるので、寝れば寝るほど疲れが取れるという事ではどうやらなさそうです。
私も休日に寝すぎて偏頭痛に苦しみ、せっかくの休日を今まで何日無駄にした事か分かりません。
偏頭痛に限らず生活リズムは当然大事
人は、太陽の光と共に起き、太陽が沈んで夜に眠ることが一番良いのだそうです。昼寝をしても良いので朝は平日と同じように起きるのが大切だそうです。
もし、休日はのんびり休んで過ごしたい場合は、眠りたいのに我慢するのは体に悪く、イライラしながら休日を過ごすことになってしまうので、午前中に2時間以内の昼寝だと良いそうです。
私は休日の朝が大好きです。平日と同じ時間に起きて、家族でパン屋さんに出来たてのパンを買いに行き朝食をとると、清々しい一日の始まりを迎える事が出来ます。
午前中に昼寝もしますが、朝に一度体を起こしているので、起きた時また気持ちよく行動出来ます。
偏頭痛には、規則正しい生活・毎日生活のリズムを整えることが大切なようです。平日・休日関係なく、休日の前の日の夜に夜更かしをしない、休日だからといって遅くまで寝ない事が単純ですがポイントだと思います。