雨が降ると頭が痛くなる人や、台風が接近すると頭が重いといった話はよく聞く話ですが、実際気圧の変化によって偏頭痛をもたらす科学的根拠は特定されていないのです。しかし、
短期間で気温が5度上昇することによって約8パーセントの人が激しい頭痛を訴えたという研究結果も明らかになっています。
これは、気圧の変化から、頭蓋骨内が圧力を感じ血管が収縮することにより三叉神経が刺激され偏頭痛のような痛みを感じているのではないかという考え方がされています。
それともう一つは、気圧が低下すると血圧が下がり、偏頭痛のような痛みが生じるのではないかという意見があります。
天気が悪いと頭痛がする人は、いつも偏頭痛がなく生活している人は頭痛にはならず、普段から偏頭痛に苦しめられている偏頭痛持ちの人特有のケースと言えるでしょう。
天気と気圧の対策
天気が悪いときに家にいる場合は部屋を涼しく保ち、横になって休むと楽になります。天気予報をチェックし、偏頭痛の予防につなげる事が大切です。飛行機を利用するときに発生する頭痛、この頭痛を
と言い、離陸時・着陸時の気圧上昇によって副鼻腔が圧迫されることにより神経を刺激し、神経痛にも似た激しい頭痛につながるということです。
飛行機頭痛の対策としては、ガムをかんだり温かいタオルを耳にあてる事で予防出来ます。
気圧と密接な関係がある偏頭痛ですが、血管が拡張する時に起こる事が多いので、一度経験したら偏頭痛になりやすいという自分の体を受け入れ、痛くならないように工夫していくことが偏頭痛と上手く付き合うポイントになってくるでしょう。
偏頭痛は冷やして大丈夫?
突然襲ってくる偏頭痛ですが、どのような処置をすれば楽になるのか、正しい知識を覚えておくと、いざという時にすぐに実行出来ます。
偏頭痛の時は冷やすのが正しいのか温めるのが正しいのか、様々な意見がありますが、正解はどうなのでしょうか?
偏頭痛は、血管が拡張している事から痛みが現れると言われているので、その拡張した血管部分を冷やしていく事により痛みが緩和されます。拡張した血管部分を冷やすためには、
でしょう。手軽に冷やせるジェルシートなどは瞬時に使う事が出来て、仕事をしている人でも簡単に冷やす事が出来るので、持ち歩くと便利です。額からくる痛みの際は、直接張り付けて痛みが引くのを待ちましょう。
こめかみが痛い時などは、氷水に浸した冷たいタオルを絞りこめかみ部分に当てるか、アイスノンなどを使って冷やしましょう。痛みがある部分を冷やす事により、拡張した血管部分の周りの炎症も治す効果があります。
偏頭痛が起こった時には色々な対処法が挙げられますが、
実際、偏頭痛を患っている人の中では、冷やすという対処が一番効果的だという意見が挙がっています。
痛みがある部分を直接冷やすのはもちろんですが、より効果が見られるのは、その他に
首筋を冷やすと熱を下げる事が出来て、熱が下がる事によって、血管の拡張を抑える働きがあるからです。
薬を服用して治す場合でも、薬が効き始めるまでの間に素早く冷やして処置する事によって、痛みが強くなる前に対処出来るでしょう。
このような処置を頭に入れておくだけでも、気持ちが楽になります。偏頭痛時には是非、お試し下さい。