偏頭痛に悩まされている人のお決まりのポーズといえば、こめかみを押さえる姿。しかし、偏頭痛は目の奥が痛くなるタイプの人が非常に多いのです。その痛みは日常生活を送ることが出来ず、寝込んでしまうほど。
これは、
といって目の後ろの血管が拡張することによって起きる頭痛です。
本来、偏頭痛というのは4対1の割合で女性が多いと言われていますが、群発頭痛に関しては20代から30代の男性の多い偏頭痛のタイプで、患者数は男性が女性の3倍から7倍、だいたい1000人に1人がなるという病気です。
群発頭痛とは
ドリルで目を突かれるような痛み、目玉をえぐりとられるほどの痛み、というほどの激痛で知られているこの群発頭痛ですが、
発作中にヒスタミン濃度が上昇していることからヒスタミンが頭痛に関係しているのではないかと言われています。
でも、抗ヒスタミン薬は効果が無いようです。逆に血管収縮薬が痛みに効果があることから考えると、群発頭痛は血管拡張からきていると考えられるでしょう。
群発頭痛は、治療法として、片側の目の奥が痛み、
トリプタン系の皮下注射が痛みに効果があり、酸素吸入で100パーセント酸素を取り入れることで改善を図ることが出来ます。この純酸素吸入法が8割の人に効果があり、最も良い治療法として考えられています。
医療機関に申し込むことで酸素ボンベをレンタルすることもできるようになっているので、医療機関で診察を受け、主治医に相談し薬を処方してもらうことが予防の大きな一歩になります。