偏頭痛は女性に多いと考える人が多いですが、男性も偏頭痛に悩まされている人がたくさんいます。偏頭痛には色々な種類がありますが、その中でも「群発頭痛」は、男性がなりやすい頭痛として挙げられます。
偏頭痛が男性より女性が4倍多くいるのに対して、
と言えます。特に20~40歳台の男性がなりやすく、アルコールを飲む人やタバコを吸う人がなると言われているので、まずは禁酒・禁煙をする事が絶対条件です。
群発頭痛の特徴として挙げられるのが、片側の目の奥の激しい痛みで、のたうちまわるほど、目がえぐられるほど、と表現される事もあるほどの激痛、そして頭痛の種類の中でも重度な頭痛で、普段の生活に支障が出る痛みと言われています。
しかし、生命に関わる病気ではありません。病気の名前にもあるように、群発地震のように、ある期間に集中して痛みが現れます。
1回の痛みが1~2時間、それが1日に数回、そして1~2ヶ月の間続くもので、この群発頭痛はなぜ起こるのかというメカニズムがまだ解明していないため、完治に時間がかかる状態です。
予防としては、入浴中に症状が現れる危険性があるため、
・湯船には入らずシャワーで済ませる事
・飛行機には乗らない事
・予防薬を服用する事
が挙げられます。
発作が起こった場合は、病院へ行き酸素吸入をしてもらう、スマトリプタンの在宅自己注射をする、スマトリプタンの点鼻剤をする事で緩和する事が出来ます。
トリプタンの錠剤でも効果が現れる場合もあるので、群発頭痛に悩んだら、病院で医師と相談し、治療を進めていきましょう。
中学生が悩まされる偏頭痛
小児から患う事がある偏頭痛ですが、中学生の中で20人に1人が偏頭痛持ちだという調べがあります。
大人よりも少ない割合だけに、あまり深刻には受け止められず、一時的なものだと思われたり、中には仮病だと疑われるケースもありますが、私生活にも支障が出てしまう場合もあるので注意が必要です。
風邪や発熱といった理由から頭痛を起こす場合だと理由が分かりやすいのですが、その他の理由として小児の頭痛、
といった頭痛もあるので、子供を持つ親は理解しておくと良いでしょう。
小児の頭痛は、ズキンズキンと痛くなり、痛みが1時間以上続く、暗い部屋で光を遮り休む事で症状が良くなる、などの特徴があります。
慢性連日偏頭痛は、1日4時間以上症状が続き、1ヶ月の半分は痛みがあり、これが3ヶ月ほど続くので、不登校になってしまう場合があります。
この慢性連日偏頭痛は、男児より女児の患者が多く、
そして年齢は12~14歳が多いという事です。
精神的な心理社会的問題が原因で発症する場合が多く、完治するのには時間がかかるでしょう。思春期の学生が登校出来ない原因は、腹痛よりも頭痛が多いというほど偏頭痛はよくある病気です。
個人差が大きい病気なので、それぞれ対応も違ってくるでしょう。
薬物療法で治る場合や腹式呼吸法での治療、カウンセリングで治る場合や、検査で異常が見つかる場合もあるので、大人がしっかり判断する必要があります。
子供でも、大人が気付かないうちにストレスを抱えているものです。精神的な問題を頭痛として訴えているのかもしれないので、子供を見守る事が大切になってくるでしょう。