偏頭痛とは痛みが発作的に起こり、日常生活に支障をきたす脈打つような痛みや吐き気が特徴とされています。おもに頭の片側がズキズキ、ガンガン、ドクンドクンと脈打つように痛みます。この偏頭痛、
が出ています。
女性の中でも、20代から40代の女性に特に多く見られ、女性ホルモンのエストロゲンが大きく関わっていています。そのため、
生理が始まる1~2日前から生理が始まって2~3日が偏頭痛の起こりやすい時期と言えるでしょう。
女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは生理周期で大きく分泌量が変化し、そのことで頭の血管が拡張、そこから偏頭痛が起こるのいうわけです。エストロゲンは、妊娠しやすくする働きがあり、子宮内膜を厚くします。
その後、妊娠しなかった場合エストロゲンが減ることで子宮内膜が体外に排出される事によって脳内物質のセロトニンも一緒に減少し、頭の中が拡張するというしくみになっているのです。
女性に多い偏頭痛
女性は男性に比べて偏頭痛になりやすいと言います。偏頭痛患者の女性の数は男性患者の4倍というデータもあります。それではなぜ、偏頭痛患者に女性が多いのでしょうか。
事が分分かっています。
女性の偏頭痛持ちの半数以上が、
と言います。月経予定日の2~3日前から頭痛があるというケース、これは、女性ホルモンのエストロゲンの分泌の急激な変化が偏頭痛を起こしているので、エストロゲンの低下が見られる排卵日と生理予定日前は、偏頭痛に注意が必要です。
月経予定日の2~3日前から始まる偏頭痛の事を
と言い、市販の頭痛薬では効果が見られない場合があります。
それと同時に、月経予定日が近くなると、偏頭痛に襲われるのではないかという恐怖心を持つようになってしまうケースもあり、そこから生理不順になるという恐れもあるので、そういった場合は病院で月経関連偏頭痛の痛みが緩和出来る薬を処方してもらい、
月経予定日が近くなれば偏頭痛になりやすい人でも、毎回同じような日に同じような痛みがくるとは限らないのが偏頭痛の難しい所ですが、基礎体温をしっかりと付けていれば、エストロゲンの変化も分かり、偏頭痛への対策が取りやすくなる事でしょう。
ピルと呼ばれる経口避妊薬を使用している人も偏頭痛を引き起こす可能性があります。偏頭痛患者はピルを服用出来ない場合もあるので、ピルを処方してもらう時は、自分が偏頭痛持ちである事を医師に相談するようにしましょう。
女性の偏頭痛患者は、月経が始まる11~13歳頃から発症し、更年期までという長い期間続きます。60歳台になると、偏頭痛患者は激減する事から、偏頭痛はやはり女性ホルモンのバランスが関わっている事が分かります。
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特に偏頭痛患者が多い年齢は20~40歳台で、この頃は、学生から社会人になったり、結婚、妊娠、出産と人生の変化が多い時期です。30歳台の女性は5人に1人は偏頭痛持ちというほど、悩んでいる人が多い病気です。
妊娠中は、エストロゲンの分泌が高めのため偏頭痛は起こりにくく、出産後はエストロゲンが元に戻る事に加え、育児や寝不足も重なり、偏頭痛を訴える人が増えます。
今まで偏頭痛持ちでなかった人も、
忙しくて病院に行けない人もいますが、早めに医師に相談し、出産後の偏頭痛対策、そして治療法を見付け、精神的にも肉体的にも負担をかけない生活を送れるようにする事が大切です。
生理の時は
生理の時は、普段の偏頭痛より痛みが強く
妊娠すると、女性ホルモンのバランスが安定するため、一般に偏頭痛は起こりにくくなるといわれています。そして産後は元のホルモンバランスに戻り、育児や睡眠不足から偏頭痛に悩む人が多い時期です。
空腹時は偏頭痛が起きやすいので、三食しっかり食べる、寝不足・寝過ぎに注意する、偏頭痛のツボを覚えておくなどして、頭痛が気になる人は、結婚・出産前に薬に頼らず予防出来る方法を身に付けると良いでしょう。